どうにか飛びましたが - F-16 ファイティング・ファルコン(自作)
98/09/05にクロスウィンドウにて再フライトに挑戦しました。どうにか飛びました。風もなく、思いっきり走りながら手投げしたら、ゆっくりと水平に少し頭を上げながら上昇してゆきました。しかし、旋回できるか心配になるぐらい、いつ失速するか心配しながらどうにか旋回、上昇することができました。何度か周回させながら飛行させ、水平にまっすぐ飛ぶようになりましたが、ジェット機らしいスピードではありません。飛びを味わっているいるうち時間を忘れ、パワーが落ちてしまい、ぎりぎりで無事に着陸することができました。で、今回の再フライトにあたり、いろいろやってみました。その内容を紹介します。 98/09/09
平尾翼の取り付け角度をアップ側へ2度にした
多分これが一番の頭下げの要因だったと思いますが、今までは主翼と水平尾翼の取り付け角度は0としていました。で、翼型、翼面荷重に関係するかとは思いますが、現状の状態では主翼の取り付け角度を1〜2度をする必要があるのではないかと思いました。実際ロベのGnatでも主翼の取り付け角度が3〜4度程度ついていました。今回、主翼の角度を変更するには無理があるので、水平尾翼根元からいったん切り落とし再度アップ側2度の角度で取り付けし直しました。で、できるだけ正確にするために今回はロバート社の道具を使用しました。
エレベータを2つのサーボで駆動するようにした
サーボ(FUTABA S3102)2個を使用し、ここのサーボでエレベータを駆動するように変更しました。前の1つのサーボで2つエレベータを駆動するにはガタや、たわみでうまく制御できななのではないかと思いました。4サーボするにあたり問題があります。それはスピコンのBEC容量が足りないということです。スピコン(シュルツェslim24be)のBEC容量は1.5A(3サーボまで)で4サーボで問題ないかと悩みました。ゆっくりと4つのサーボを動作させていても(エレベータ、エルロンを同時にゆっくりと動かす)、10秒間でもスピコンが熱くなってしまいます。どうしようか悩みましたが、この状態で飛ばしてしまいました。無事に2分程度の飛行はしましたが、スピコンのBEC供給量ぎりぎりの状態で飛んだのかもしれません。2サーボのエレベータ駆動にはFUTABA受信機149DPでなといけなので、これを使用しました。
この時点のでデータを紹介しておきます。黄色は飛びに関係するキー情報になると思っています。
項目 | 変更前(初フライト時) | 変更後 | |
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全備重量 | 930g | → | 740g |
DFユニット | WeMoTecMiniFan480 | IMP400(3枚ペラ) | |
モータ | ヘクトプレットHP200/20/6 | SPEED 400 6V | |
スピコン | シュルツェ slim50be | シュルツェ slim24be | |
受信機 | FUTABA R115F | FUTABA R 149DP | |
サーボ | エルロン:OK社9gサーボ×2個 エレベータ:OK社9gサーボ×1個 |
エルロン:OK社9gサーボ×2個 エレベータ:FUTABA S3103×2個 | |
ニッカド | 10セル800AR | 10セル500AR | |
翼面荷重 | 51.7g/dm^2 | 41g/dm^2 | |
DFユニット推力 | 520g | 340g | |
胴体実装時の静止推力 | 409g | 270g(予測) | |
全備重量/実装時推力の率 | 930g÷409=2.27 | 740g÷270g =2.74 |