電動ラジコン飛行機

F-16 >  1.はじめに/設計 | 2.胴体のカッティング | 3.主翼/水平/垂直尾翼のカッティング | 4.キャノピの作成 | 5.胴体のくりぬき | 6.重心位置の決定と仮組み | 7.主翼のカッティングし直し/エレベータのカット | 8.胴体の張り合わせ | 9.ダクト単体(ダクトとモータ)での評価 | 10.胴体まわりの加工(空気取り入れ口の加工/ダクトユニットなど) | 11.コックピット/フイルム張り/マーキング/主翼、尾翼の組み立て | 12.リンケージ/ダクトユニット組み込み | 13.エアーダクト形状について | 14.胴体実装後の静止推力の計測/スピードコントローラの問題 | 15.初フライト | 16.翼のねじり下げ/主翼と尾翼、ダクトの取り付け角度について検証 | 17.重心位置の変更と修理 | 18.テスト機の作成 | 19.空気取り入れ口の機首を下げる吸引力を調べる | 20.重心位置の再決定 | 21.再フライトと/ダクトユニット交換 | 22.どうにか飛びましたが

どうにか飛びましたが - F-16 ファイティング・ファルコン(自作)

98/09/05にクロスウィンドウにて再フライトに挑戦しました。どうにか飛びました。風もなく、思いっきり走りながら手投げしたら、ゆっくりと水平に少し頭を上げながら上昇してゆきました。しかし、旋回できるか心配になるぐらい、いつ失速するか心配しながらどうにか旋回、上昇することができました。何度か周回させながら飛行させ、水平にまっすぐ飛ぶようになりましたが、ジェット機らしいスピードではありません。飛びを味わっているいるうち時間を忘れ、パワーが落ちてしまい、ぎりぎりで無事に着陸することができました。で、今回の再フライトにあたり、いろいろやってみました。その内容を紹介します。 98/09/09

平尾翼の取り付け角度をアップ側へ2度にした

多分これが一番の頭下げの要因だったと思いますが、今までは主翼と水平尾翼の取り付け角度は0としていました。で、翼型、翼面荷重に関係するかとは思いますが、現状の状態では主翼の取り付け角度を1〜2度をする必要があるのではないかと思いました。実際ロベのGnatでも主翼の取り付け角度が3〜4度程度ついていました。今回、主翼の角度を変更するには無理があるので、水平尾翼根元からいったん切り落とし再度アップ側2度の角度で取り付けし直しました。で、できるだけ正確にするために今回はロバート社の道具を使用しました。

水平尾翼の取り付け角度の変更

エレベータを2つのサーボで駆動するようにした

サーボ(FUTABA S3102)2個を使用し、ここのサーボでエレベータを駆動するように変更しました。前の1つのサーボで2つエレベータを駆動するにはガタや、たわみでうまく制御できななのではないかと思いました。4サーボするにあたり問題があります。それはスピコンのBEC容量が足りないということです。スピコン(シュルツェslim24be)のBEC容量は1.5A(3サーボまで)で4サーボで問題ないかと悩みました。ゆっくりと4つのサーボを動作させていても(エレベータ、エルロンを同時にゆっくりと動かす)、10秒間でもスピコンが熱くなってしまいます。どうしようか悩みましたが、この状態で飛ばしてしまいました。無事に2分程度の飛行はしましたが、スピコンのBEC供給量ぎりぎりの状態で飛んだのかもしれません。2サーボのエレベータ駆動にはFUTABA受信機149DPでなといけなので、これを使用しました。

2サーボでエレベータを駆動するように変更

この時点のでデータを紹介しておきます。黄色は飛びに関係するキー情報になると思っています。

項目 変更前(初フライト時) 変更後
全備重量 930g 740g
DFユニット WeMoTecMiniFan480 IMP400(3枚ペラ)
モータ ヘクトプレットHP200/20/6 SPEED 400 6V
スピコン シュルツェ slim50be シュルツェ slim24be
受信機 FUTABA R115F FUTABA R 149DP
サーボ エルロン:OK社9gサーボ×2個
エレベータ:OK社9gサーボ×1個
エルロン:OK社9gサーボ×2個
エレベータ:FUTABA S3103×2個
ニッカド 10セル800AR 10セル500AR
翼面荷重 51.7g/dm^2 41g/dm^2
DFユニット推力 520g 340g
胴体実装時の静止推力 409g 270g(予測)
全備重量/実装時推力の率 930g÷409=2.27 740g÷270g =2.74

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