Jepe F-16 紙張りと下地塗装、パネルラインとリベット
前に試し紙張り塗装をしましたが、今はこの手のもの(バルサプランクとかハンドランチなど)の主流はエポキシレジン+ガラスクロスのようです。慣れれば、簡単、かつ皮膜も堅く良い感じ思います。垣ちゃんから分けてもらったレジンで試してもみようと思ったんですが、エポキシレジンの場合、硬化させるために25度以上の部屋が必要になり、今の季節(冬)でストーブもない状態だとちょっと無理と判断して、予定通り、紙張り塗装で行くことにしました。エポキシレジン+ガラスクロスは次回の何かの機会に試してみようと思います。
今回初めてですが、極細マスキングテープ(0.4、0.7mm)を使って、パネルラインとリュータを使ってリベットを表現してゆきます。
紙張り前の下地
試し紙張り塗装にもあるように、まず、240番、400番でサンディング(600番での仕上げは省略しました)、次に2倍に薄めたサンディングシーラを塗って、乾いたら、セメダインの穴埋めパテをヘラで塗ってゆきます。下の写真は穴埋めパテで塗った後の状態です。ベタ!と塗って、あとはハケで拭き取る感じです。面積は多いですが、パテは多くは使いません。穴埋めパテの容器の中が2cmほど少なくなった程度でしょうか。
1晩おいて乾かし、240番で塗ったパテを削り落とす感じでサンディングします。その後、400番で仕上げサンディング。(ここでも600番での仕上げは省略しました)ちょっとわかりずらいですが、下の写真がサンディングした後の写真です。小さい凹凸もこれで一緒に直せます。軽量化を意識するなら、塗ったサンディングシーラーまで削り落とすイメージでもいいですが、今回はそこまでやっても意味がないので、パテを削り落とす感じまでとしました。この後にもう一度、2倍に薄めたサンディングシーラーを塗っておきます(サンディングによりバルサの表面がでている場合があるので)
翼後縁のパテ
翼後縁がサンディング等で丸くなっていたり、一部欠けた状態だったのでパテで綺麗にました。紙を貼ってしまえば、そう気になる部分ではないですが。
これで綺麗な後縁になりました。
紙張り
紙は、江崎模型からでているプライスパン(PLYSPAN)【薄手】です。2倍に薄めたニスで、紙張りします。コツは曲面のある部分(前縁)からハケで紙の上から広げるように塗っていくという感じです。逆にすると曲面部分のシワをなくすようにするのが大変でした。雁皮紙の場合だとかなり繊細で、貼るのに神経を使いますが、このプライスパンはハケや手でなでても大丈夫なので、楽に貼れました。これはいいですね。紙が乾いていくと少し縮んできますので(引っ張りがあるので)、水平尾翼の上下、主翼の上下という順番に貼ってゆきます。
ここまでの重量のデータを載せときます。
- 生地完成時→444g
- 紙張り前の下地(サンディンシーラ、穴埋めパテ、サンディング)→452g (+8)
- 紙張り前の2倍に薄めたニス1回→454g (+2)
- 2倍のニスで紙張り→460g (+6)
ここまで、合計+16gでした。
下地塗装
紙張り後、再度下地処理していきます。内容は以下の通りです。「原液のサンディングシーラー」1回で済むので、「2倍に薄めたサンディングシーラー」の作業は不要に思います。
- 2倍のニス→460g(+0) (1週間置いて計ったので、その間乾いたのか?思ったほど重量が増えていません。なぜだろう)
- 2倍に薄めたサンディングシーラー、その後に400番で軽くサンディング→461g
- 原液のサンディングシーラー、400番でサンディング、サーフェーサ1000 →470g (+9)
- 400番でサンディング→468g (-2)
- サーフェーサ1000→472g (+4)
パネルラインとリベット
胴体、垂直尾翼には綺麗なパネルラインとリベットが入っています。主翼をそのままにしてはちょっとふつりあいなので、悩みましたが、 パネルラインは入れることにしました。
方法は垣ちゃんに教わった0.4mmと0.7mmを使って、その上にサーフェーサを塗る方法です。前縁の部分のみ0.4mmでそれ以外は0.7mmです。0.4mmはかなり細く、目立たないので前縁以外は0.7mmにしました。プラモを参考に、最初は「ここまでやるか〜?」とちょっと悩みましたが、いざやってみると結構楽しかったです。マスキング後、この上からサーフェーサ1000を2回塗りました。
どうでしょう!、なんかいい感じです。結構うまくいきました。気に入っています。プラモの主翼にはびっしりとリベットが表現されています。どうしよう!やってみたいが・・・ちょっと、考えます。
リベットですが、水平尾翼の下面でちょっと試してみました。リュータを使って、先が丸くヤスリ状のとがったものでチョン!と当てていきます。単純作業ですが、いけそうな感じです。主翼はどうしよう・・・
胴体は結構綺麗にパネルライン、リベットが表現されているのですが、この部分だけ、パネルラインとリベットが表現されていませんでした。実機の写真を見ると周りにリベットが打ってあって、前から気になっていたので、表現してみました。方法は、周りにマスキングして、丸くカットして、サーフェーサ500で3回ほど塗って、乾いた後、リュータを使って表現してみました。これもいい感じでしょう!(自己満足)
主翼のリベット
結局、考えた末、主翼のリベットを表現しました。鉛筆でラインを引き、等間隔(感じ)でチョン!チョン!と当ててきます。始める前にはう・・・でしたが、いざ始めたら以外と簡単にできました。本当(プラモデラ)はリベットの間隔は定規を当ててやるようですね。どこかの本に紹介されていましたが、私はそこまではできませんでした。これで十分です。あと主翼上面の丸いもの(こは何かわかりませんが)も表現しました。マスキングテープを丸く切る定規で切って、あとはサーフェーサ(スプレー)でを3回ほど塗って仕上がりです。あとは消しゴムでエンピツラインを消して終わり。
あと航行灯のパネルラインもこのような感じに
あとはもう1回、主翼正面と胴体にサーフェーサを塗って、カラー塗装が出来る状態まできました。5月の連休中にはできそうな感じですね。あ!そうそう!スケール機に必要なコックピットがありましたね。詳細まで再現したら間に合わないので、今回はキット付属のもので仕上げようか。
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