Li-fe(A123)バッテリー・パックの組み立てと搭載
現在、バッテリーはリポが多く使われていますが、今回はリポではなくLi-Fe(A123, 2300mAh)を使うことにしました。なぜ、リポではなく、Li-Fe(A123)なのか、それは
- Li-Fe(A123)の方がリポより重たいが安全性が高い。
- この初期のJepeF-16はリポ仕様でない。
というのが理由です。A123は他に良いところで、1日に何度も追い充電をして使えるのと、充電電流を上げれば15分でも満充電可能とのことです。このLi-Fe(A123)については、角倉さんが評価(現在、1000サイクル以上)しています。
また、初期のニッカド仕様のキットのため、ニッカドの場合は、7セルを2本をファンの横に搭載する方法ですが、A123の場合、直径がニッカドより大きく(ニッカドは23mm、A123は27mm)、その方法では搭載できません。重心合わせも考慮して、4セル(2本×2直列)、と機首に2セルとしました。充電は4セルと2セルで別々に行うか、2つの充電器が必要になります。
Li-Fe(A123)バッテリー・パックの組み立て
角倉さん(電動フライトテクニック )のA123リチウムフェライトバッテリーのページを参考に組みました。得に注意した点は通常のバッテリ・セルの+(プラス)と−(マイナス)の形が逆なので間違わないようにと、あと半田ゴテの容量が大きいものでないと半田がのりません。コネクタはMax50A程度なので3.5mmのものでも大丈夫と思いこれにしました。各端子部分は青のビニールテープで絶縁して、4セル(2セルパックを2本直列)は50mm幅のヒートシュリンクチューブ、もう1つの2セルパックは80mm幅を使いました。このヒートシュリンクチューブはR/C HOBBYで売っているものです。バランサ用の配線等はエアクラフト内の組み立てに関する詳しい情報(PDF)がありましたのでこれを参考にしました。
バッテリー・パック(A123)を組んだところ(2セルと4セル)
バッテリー・パック(Li-Fe A123)の搭載
4セル(2セル2本直列)は写真のように搭載しています。
バッテリー・パックと胴体とはマジックテープを使って取り付けています。これだけの面積を使えば十分ですね。バッテリー・パックを胴体から外すのも苦労するぐらいです。
機首部には2mmのベニア胴体に接着し、その上にマジックテープで取り付ける方法です。このベニア部分のエアインテーク上部は強度がなく、着陸のショックで割れてしまう可能性があるためです。
またバンジー発進のため、このバッテリー・パックが前後にずれないようにバッテリー・パックの下側にマジックテープを張っています。少しでもバッテリー・パックがずれると重心位置が大きく変わるので要注意です。その失敗例の動画(出発後に中を舞ったが)あります。
次へ>バンジー発進のための道具