ダクト機首側の作成と紙張り
ダクトインテークの制作
ダクトの機首部ですが、0.4mmののベニアを両面に張ります。このベニアの表面はなめらかですが、そのままでも問題はないと思いますが、やっぱりダクト内部も奇麗にしておきたいので、紙張り塗装してました。
紙張りについて
BD-5で使用した紙はテトラから出ている薄い紙を使用しましたが、紙の目が粗く、紙張り後の目止めにかなり塗装/サンディングが必要でした。サンディングし過ぎると紙がすれて荒れてしまい難しかったです。クラッシュで壊れた主翼の被服の厚さを見たらやたらと厚かったです。以下に各厚さを計ってみました。ノギスで簡単に測ったのでそれほど正確ではありませんが、目安にはなるでしょう。
被服 | 厚さ(フィルムは張る部部のみの厚さ) |
オラライト | 0.05mmより薄い |
オラカバ(ドライ) | 0.05mm |
BD-5の塗装(テトラの薄い紙張り、ニス塗装) | 0.2mm |
これを見る限り、オラライトに塗装が一番軽量、手軽な感じがします。でも、もう一度紙張りに挑戦してみようと、もう少し薄い紙はないかと探しました。1つは洋服などを包装しているぺなぺなと言っていいような紙です。(東急ハンズで購入、下の写真の真ん中)、あともう1つは紙飛行機(ピーナッツスケールなど)で使用されている雁皮紙(がんぴし)です。(下の写真で下側、購入先は最後で紹介)
写真を見る限りでは差はほとんど分かりませんが、雁皮紙はとても薄く、紙の目が詰まっていて、表面も光沢があるぐらいきれいなものです。で、今回はこの雁皮紙を使ってみることにしました。
今回使用したニスは以下の写真のニスで、ワシン(和信ペイント(株))の速乾型 水性ウレタン です。水性なので、うすめ液は水なので手軽です。330mlのもので、買い値で1440円でした。(かなりうすめられるのでお買い得か?)
紙張りの手順ですが、
- ニス(原液)を水で約10倍に薄めます。
- 紙張り前に1度塗ります。水を塗っている感じですが、それでOKです。2倍程度はまだ濃い感じです。あまり濃いと重くなりますので注意が必要です。
- 乾くまでまってから、400番で軽くサンディングします。
- 紙をのせ、軽く湿る程度に霧吹きします。
- ニスを端から丁寧に塗ってゆきます。ここで注意が必要です。何度も紙の上を刷毛でこすると紙の表面がすれて毛玉のようになってしまいます。とにかく軽く、紙の表面を触わっているか、触わっていないかの感じで塗ってゆきます。とにかく丁寧に。
- 乾いたら、もう1度ニスを塗ります。(その後にサンディングは必要はないと思いますが)
- サーフェーサを塗り、サンディング
- もう1度サーフェーサを塗り、サンディング
これで、色塗装前の下地ができました。テトラの紙の場合だとこの状態ではまだ紙の目止めができていませんでしたが、今回の雁皮紙は紙の目が詰まっているせいか、十分きれいに仕上がったと思います。あとは重量が問題ですが、今回は計っていませんでしたので、飛行機全体を塗装する時に細かく計ってみようと思います。
紙(雁皮紙)の購入先(お店)
今回使用した雁皮紙という紙ですが、特殊な紙でなかなかそこらで売っているものではないようです。値段は1枚(940x640)で432円(税込2014/4/21)でした。売っているお店の了解を得て、ここで紹介させていただきます。
- 購入先
456-0031 名古屋市熱田区神宮二丁目11番26号
TEL 052- 671-2110 FAX 052-671-2810
- 紙飛行機用の紙のページ内の 品番 59100201 雁皮紙 白 047(岐阜県) (94cmx64cm)
- 注文方法
電話が簡単で早いです。上記の品番と枚数、送り先を言えば着払いで送ってくれます。会員になると5%割引なります。ホームページからの注文に関してはできそうなのですが、上記の品番がなかったと思いますので、電話が確実でしょう。
ダクトの塗装
ジェット・エンジンぽくするためシルバーを塗りました。ダクトは外側のみ塗装しています。