塗装(下地)失敗編 Douglas F4D Skyra
さて、紙張り塗装ですが、Skyrayもどきから始めした。多少とも失敗はあるだろうな思いつつ...あまりにもうまくいかず、投げ出したくなりました。
- 失敗その1
水性ニスを使っての紙張りがしたかったので、紙の付きを良くする為に水で約10倍に薄めたもので生地完の状態で塗りました。水を塗っている感覚ですが、翼に塗った後、生地完時サンディングしすぎた部分があって、水分を吸った翼のプランク・バルサ波打って凸凹になってしまいました。アチャァ〜! 乾燥したら、少しは戻ったんですが、完全には戻らず、結局、パテで修復しました。
後から思えば「そうだよな〜」、この方法は発泡製の機体の場合はいいけど、バルサ製リブ組みバルサプランクではだめですね。いくらサンディングを最小限にしても限界がありますよね。
- 失敗その2
じゃぁ、翼のバルサ・プラン材に水分が染み込んでしまったのがまずいと思い、重くならないようにと、ドープを1回、次に軽く400番でサンディング、再度ドープ1回、400番でサンディングして、これで再度、水性ニスを塗ってみましたが、結局これでも完璧ではなく、主翼は波打ってしまいました。あ〜あ!、またか〜。
各塗装による重量の推移です。
Skyrayもどきの重量推移データ |
105gの生地完からスタート |
↓(ニス1回後、400番で軽くサンディング) |
105g |
Skyray重量推移データ |
430g生地完(キャノピーを含む)からスタート |
↓ドープ1回,サンディング、ドープ1回サンディング |
431g |
水性ニスは水で約10倍に薄めて使います。原液のままだとかなり重くなります。ドープも同様に薄めています。ほとんど重量増加はしてませんね。ふむ、ふむ。
下地はちゃんとする必要があるかと思い、フライトホビーホームページ
で紹介されている下地用のサンディングシーラーを使ってみることにしました。大昔、絹張り塗装をした覚えがありますが、軽量化を考えるとどうしても超薄い紙張りで仕上げたいと思います。(なんでこんなにこだわるのか...)
サンディングシーラーを1回塗って、サンディングしました。その時の重量です。
Skyrayもどきの重量推移データ |
105g(ニス1回後、400番で軽くサンディング後) |
↓サンディングシーラー1回塗り(+15g) |
120g |
↓サンディング(260番でサンディングしてかなり削り落とす。(-7g) |
113g(合計7gの増加) |
↓薄めたサンディングシーラーを1回塗り |
???g(計るのをわすれました。) |
う〜、7gの増加ですか?、フィルム張り塗装の方がいいかも?
どちらにせよ下地が必要となると思い、Skyrayにも塗りました。その時の重量です。
Skyray重量推移データ |
431g(ドープ1回,サンディング、ドープ1回サンディング後) |
↓サンディングシーラー1回塗り(+16g) |
447g |
↓サンディング(-7g) |
440g(合計9gの増加*補足) |
↓薄めたサンディングシーラーを1回塗り(+6g)補足*2 |
446g |
*補足1:面積の多い割に増加が少ないのはSkyrayもどきよりサンディングシーラーを試しにより薄めたからです。
*補足2:サンディングシーラーを使って紙張りをするつもりだったのでここで塗りました。
タルクの量が不足だったのから、完全に目止めができませんでした。もっとたっぷり塗って、削り落とすといった感じでしょうか、なんか初めてなのでよくわかりません。
結構重たくなってしまった。 あ〜あ、またか〜、もうやんなっちゃいます。
ポイント(後から思ったこと)ですが、生地完の状態をいかに奇麗に仕上げるか、また、このサンディングシーラーを使ってめどめを完全にするかで仕上がりが決まりますね。女性の化粧のファンデーションがいかに重要かがわかるような気がします。
そんなことに気が付いてどうする?
重量増加は気にしないで、次は紙張りです。紙を霧吹きをしてからサンディングシーラーを塗るのか、それとも霧吹きせずにそのままサンディングシーラーで紙を貼ってゆくのか、悩みました。霧吹きで、またプランク材が凸凹になるのがやなので、試しとSkyrayもどきで霧吹きなしでサンディングシーラーで貼ってみました。
- 失敗その3
結局、紙を奇麗に貼れません。張ろうとしてもうまくいかず、乾燥したらピンとなるかなと思いましたがなりません。紙がしわだらけです。ショック!しかし、1つ発見しました。それは、使った紙は水性のニスで貼ろうとしてハケを何度かこすっていると、紙が剥がれて毛玉ができるようになりますが、水性以外のものサンディングシーラー、ドープ等ではこれが発生しませんでした。
しょうがないので翼の凸凹になった紙を削り落とそうしましたが、サンディングシーラーが以外と固く、うまく削り落とせませんでした。あ〜あ、もういいや、Skyrayもどきは試しのためのだからもう奇麗に仕上げるのはあきらめました。Skyrayだけは奇麗に仕上げたいと思います。でも重量が...もう、重量増加を計る気にはなれまえん。ごめんさい。
- 失敗その4
じゃぁ、ドープだったら、引っ張りがでるから、乾燥したら、紙が引っ張られて奇麗になるかなと思いやってみましたが、結局同じでした。これで、Skyrayもどきには2枚も紙を貼ったことになります。いいんです、Skyrayもどきは試しだから。Skyrayもどきは飛ぶことができるんだろうかと不安になっちゃいます。もうやめようか、でもHPに公開したから、やれるところまでやります。
今の状況はこんなところです。春までに完成するだろうか...
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