電動ラジコン飛行機

DFユニット搭載とメカ積み

今回はモータはHBR B40-9L(ドイツのハッカー社、KV値3333、重量は写真の状態で195g)、コントローラはシュルツェのfuture 25be(BEC、重量は写真の状態で22g)を使うことにしました。パワフルに飛ぶことを期待しちゃいます。今回はお金がかかりましたね。製作で途中失敗して2機分のキット代、またこのモータとコントローラとそれと手間もだいぶかかっているし。

さて、モータとコントローラの接続方法ですが、悩みました。コントローラの説明書は英語のみで、慣れない英語を訳してみるとなんか最初は3本のモータへの出力を適当につなげればいいようで、もし、回転が逆だったら、2本を入れ替えるようになっているようです。

ほんとか?と思いつつ、仮につけて、送信機のスロットルをリバース(シュルツェの場合は逆になっているので)にして、送信機の電源をON(フルハイ)、そう〜っ、バッテリを繋げると、ビープ音が2回(フルハイの認識確認音)、すぐに最スローでビープ音が1回なりました。これでほっと!,ちょっとスロットルを上げると回りました。逆に!、すぐにバッテリを外し、モータとの接続の2本を入れ替えて再度トライ、今度はちゃんと正転に回りました。すごく回りそうな音ですが、これは見た目と値段の影響があるかもしれませんね。いや、実際に回るでしょう。

HBR B40-9Lとfuture 25be 拡大

ダクトファンはWeMoTecMiniファン480です。

ダクトにモータは素直につくのですが、ファンがそのままではユニットにはバリがあって入らない(ちょっと品質が悪い)のでファンの周りをチョコチョコ280番ぐらいのペーパーで削りながら、ファンが周りのユニットにかするか、どうにか回るまで削って、ファンを取り付けます。それで、あとは実際にまわして削り合わせるといった感じです。

次に重要なファンのバランスですが、これだという方法がありません。実際に回して静かになるポイントを探すしかないようです。仮にファンのバランスが取れたとしても、アダプタ、モータをセットでバランスをとる必要があるので、結局は回すしかないような感じです。

で、ファンにはリングが付いているので、これをつけます。これをつけないと風きり音がうるさく静かなポイントが分かりずらいです。テープでしっかりつけた方がいいです。そうしないと外れることがあります。ファンはできればテストベンチに取り付けることお勧めします。私は手で持ってテストしますが、この方法は細心の注意をもって行って下さいね。あと回す時には周りに吸い込みそうなものがないこと確認して下さい。吸い込んだら一発でファンが壊れます。これによってモータ、またはアダプタの軸がずれたら、一環の終わりです。

最初に回す時は注意が必要で、だいたい最初はバランスが悪いので、徐々じスロットルを上げてゆくと、うるさくなったり、最悪はガタガタとなる場合があります。その時はすぐに止めて下さい。次にスピンナーを90度ぐらいずらし、回します。静かになったか、うるさくなったかを調べ、静かになったら、また少し回してみて、うるさくなったら、逆方向へ回し、と静かになるポイントを探します。静かになるポイントがない場合は、スピンナーの裏側にセロテープを2〜3枚貼って、再度調整といった具合です。結局、私はこれに約4時間ぐらい費やしました。静かというのは説明しずらいのですが、フルハイにして手で持っていても、まったく振動が発生しません。モータがキーンという音と風きり音がするぐらいです。

バランスがある程度取れた時点で電流を計ったらピークで30Aでした。コントローラは連続で25A仕様なので、強制空冷しないともたないでしょう。どうしよう?

WeMoTecMiniファン480に組み込み

ファンのバランスが取れたら次に組み込みです。悩んだすえ、コントローラはモータの後ろに取り付ける方法にしました。これなら空冷もできるし。

WeMoTecMiniファン480とテールコーン

テールコーン取り付け拡大

モータとESCと結合拡大

テールコーンの作成拡大

ダクトユニットの結合部拡大

前後のアダプタはテープで止めています。

ダクト後部のエギゾーストは設計図のテンプレートが長さが異なる2種類ありました。どちらがいいかはわからないので、まずは長い方を使用し、その通りに切るとぴったり合いました。

胴体に通しておいた電源コードと、コントローラとの間は直接ハンダ付けでもいいのですが、メンテも考えてコネクタを使いました。

胴体のEDFユニット格納部

ダクトと本体は木ネジで止めますが、サーボ用のゴムブッシュを半分に切って取り付けました。

取り付けネジの構造

エレボン用のサーボは事前に主翼に埋め込んでいた延長コードとつなげ、外れないようにテープをつけて取り付けます。ホーンは別途塗装しておいたものを取り付けます。

エルロンサーボ取り付けの様子

バッテリは10セル800ARとしました。前に持っていた6セルと4セルパックを使用することにしました。特に別けた意味はありません。受信機はPIKO2000です。アンテナは事前に胴体に通しておいたノイズレスパイプに通しておきました。通し方は0,8mmのリンケージロッドを後ろから前に通して、リンケージロッド前から糸を最初に通し、そして糸にアンテナの先をテープで付け、糸を引っ張るという具合です。

動力バッテリ(ニッカド)

機首へ格納したバッテリと受信機

エレボンの舵角、重心位置を確認して、完成です。あ〜、長かった、もう作らないぞ〜!

次は初飛行だ!

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