電動ラジコン飛行機

March(マーチ) 540/inv (QRP) >  1.ブラシレスモータ(Aveox1406/2Y)を搭載  2.落としてしまいました  3.ブラシレスモータ(Aveox1406/2Y)フライト調整編  4.マーチ(2機目)復活  5.ペラをAPC-Eに変更  6.50プロダクト・ギヤユニットのレポート  7.スパッツの取り付けと脚の面積を増やす  8.モータをレーナー・ベイシック3100に変更  9.ダイレクトモータのActro(アクトロ)、AXIを付けてみた

モータをレーナー・ベイシック3100に変更 - March(マーチ) 540/inv (QRP)

マーチのモータをレーナー・ベイシック3100(kv値3100)に変更しました。(前に使っていたAveoxはTigraにいきました。)このモータはレーナーの兼価版ブラシレスモータで、価格は13,800円でした。(その当時は結構な値段)重量は145g、マブチ540と互換性があり、シャフトは3.17mmで、4mmから3.17mmに削ってあり段差があります。直径は36mm、長さは38mmです。写真のようにモータにはメス側のコネクタがついています。スピコンとモータまでのケーブルとオスのゴールドコネクタを別途用意する必要があります。

スピコンはFuture45be/shpaです。(この写真の状態で47g)このshpaは新しバージョンらしく、各種モータ用に6種類のモード(タイミングが異なるようで)があります。どれがベストなのかわかりません。 マニュアルを見るとなんかレーナー用(たぶん)のタイミングのモード2があったので、それに設定してみて様子をみようと思います。

レーナー・ベイシック3100とスピコンFuture45be

ペラ,ギヤ比,電流のセッティングデータ

さて、ギヤ比ですが、kv値が変わったのでそれに合わせギヤ比を変えなければなりません。モータにはMAX40Aという表示があります。兼価版である為でしょうか、これ以上で回すと壊れるのでしょうか。説明書には100度を超えると壊れると明確に書いてありました。ペラはAPC-E 11x7が軽量かつねばりがあり、そのまま使っていきたいので、このペラと決めて、あとは40A以下で飛ばしやすそうなギヤ比を見つけることにしました。

ペラ ペラ回転数 ギヤ比 電流
APC-E11x7 未計測 84:32(=2.625:1) 42A
APC-E11x7 未計測 84:31(=2.709:1) 40A

上記のセッティングで飛ばしましたがパワーがあり過ぎという感じです。前と比べると最後まで比較的パワーがある感じです。もっとギヤ比をゆるくしていい感じです。最後の方(アドバンスの2回目)では突然、モータがカットされる事がありました。モータ、スピコンを触ってみても熱くはないので、多分ですが、バッテリの電圧低下(使いすぎ)によるモータのカットのように思われます。このスピコン(センサーレスは全般的にそうかもしれませんが)最後の最後までパワーを出し切るよう感じで、最後にストンと終わりという感じでしょうか。ちょっと戸惑いますね。注意しないといけません。

今回のモータとスピコンを変えて全備重量は 1185g(770g++415g(Bat)) なりました。マーチに取り付けた写真です。(下記写真のピニオンはHPI、スパーはABC HOBBYの時のものです、その後にスパーはHPIに変更)

レーナーベーシックをマーチに搭載

で、セッティングを変えたデータを載せておきます。

ペラ ペラ回転数 ギヤ比 電流 備考
APC-E 11x7 7900rpm 94:33(=2.848) 39A AVEOXの時とそう変わらない値
これでは飛ばしていません。
APC-E 11x7 7800rpm 94:32(=2.937) 33A この辺がいいかも(*1)
APC-E 11x7 7600rpm 94:31(=3.032) 31A ちょっと負荷が軽いかも(*2)

ギヤを変えるにあたって、いくつかの種類の0.4モジュールのスパー、ピニオン使いましたが、結局はスパー、およびピニオン両方ともHPIの64ピッチ0.4Mにしました。他のもの(組み合わせ等)はバックラッシュを合わせて回すとある所ではきつく、ある所はゆるくとなったりとあまり精度がよくありませんでした。

上記表の*1と*2で風がまったくない時に飛ばしてみました。まず、*2ですが、機体の重量が軽くなったのでいいのですが、やぱり引きが足りない感じです。でもねばりはあります。次に*1で飛ばしましたが、*2よりはちょっと引きがあるかなという感じです。パターンをする時の上昇時の引き、ねばりはこんなもので十分かな思います。スピードを控えめにしたゆっくり系が好きなのでこちらの方向でいってみようと思います。 (スピードを味わうのはSOKOLちゃんで味わっていますので)でも風がある時はちょっと引きの足りなさを感じるかもしれません。

スピコン(ESC)の問題と対応

それとスピコン(Future 45be/shpa)に関してですが、ちょっと原因が不明ですが、問題がありましたので載せておきます。

オペレーティング・モード( set operating modes)はmode 2(Soft timing 9.6kHz,2 beeps)にして、ベルト・ドライブ/ギヤボックス使用(ブレーキ・モード)で使っています。これは着陸時にペラを止めたい為です。このままだと飛行中に最スローにするとペラが止まるので、アイドルアップ機能を使って、止めないようにしています。

手順は以下の通りです。

  1. 送信機ON
  2. スロットル位置をハーフに
  3. バッテリ接続(and 受信機ON,スイッチは付けてません。)
  4. ビープが2回鳴る(オペレーションモードがmode2ですよ〜の確認)
  5. 2秒待って、ビープが3回鳴る(ベルトドライブ/ギヤボックス使用の確認)
  6. スロットルをブレーキ位置へ(最スローへ)
  7. ビープが1回鳴る(ブレーキ位置確認)
  8. スロットルをフルハイへ(これがブレーキモード時のフルハイ位置の確認と思われるのでこうしている、ペラが回るので注意)

で、1度だけですが、中スローで飛ばしていて、フルハイにしてもフルハイにならない状況がありました。最スローにすればもどりましたが...原因は不明ですが、上記の手順を見直したら、

No.8を1秒以上にと長くするようにしました。その後は発生してませんが、様子をみたいと思います。電流(33A)、BEC容量(beは3A)、スピコンの発熱は問題ないと思っています。一応、スピコンに発熱の為の放熱フィンでも付けた方がいいでしょうか?誰かアドバイスを!

2001/10/14

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