胴体実装後の静止推力の計測/スピードコントローラの問題 - F-16 ファイティング・ファルコン(自作)
胴体実装後の静止推力の計測
胴体実装後の静止推力を計ってみました。ダクト単体での推力は問題ないと思いますが、実際に実装してその機体ので推力が必要です。推力の測定方法は胴体をつるして、そのつるしたひもの角度から推力を計算するという方法です。今回のF-16と比較する為にロベのFO-141も同時に計ってみました。結果は以下のとうりです。推力の計り方(角度の係数等)とはドイツのFMTの電動ダクデットファンの本(「Das Elektroimpellerbuch」というタイトルでB5、160ページ)の中で紹介されいます。もし、知りたい方は私まで直接メールください。98/04/09
機体 | モータ | 電流 | 動力電源 | 全備重量 | 角度の係数 | 静止推力 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロベFO-141 | PowerPlus410/12 | 10.6A | 14セル500AR | 920g | 0.364 | 334g |
F-16 | HP 200/20/6 | 20.0A | 10セル800AR | 920g | 0.445 | 409g |
これで推力としては問題ないと思います。だけど単体推力からだいぶ落ちますね。
動力用電源の慣らし
動力用電源はモータの消費電流が20Aと大きいので10セル800ARとしました。地上での連続運転で2分30秒回ります。実際飛べば、消費電流は1割減ると仮定すると、約3分前後は飛べる計算です。ニッカドの慣らしは地上での連続運転を3回行いました。
スピードコントローラの問題発生
今回はモータの消費電流が20Aなので、スピードコントローラはシュルツのSlim24beでだいじょうぶと思っていました。説明書には連続運転で20Aで最大で35Aとありました。しかし、実際にニッカドの慣らしと思い、連続運転しようとしたら、なんと20秒程度でモータの回転がダウン!、あれっと思いスピードコントローラを触ったら、アッチッチ!、どうも温度上昇による保護回路が働いて、スピードコントローラがモータの回転を落としたことによるものでした。これでは、飛ばせないので、スピードコントローラはSlim50be(連続50A)のものに交換して、再度テストしたら問題なく最後まで、動いてくれました。このスピードコントローラ(Slim50be)でも触ると少しは暖かくなっていましたが、このぐらいであれば問題ないと思います。
現在、私は、スピコン(ESC)の選択において、実際に流れる連続の倍の仕様のものを選んでいます。例: 20A連続で流れるのであれば、40A連続使用可能なもの(2011/11/11追記)