電動ラジコン飛行機

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Microbe RBC 製作編

Microbeのキットの箱もかわいく、一般的なキットの箱とは違って、ちょっと大きい弁当箱のようです。キットの箱にも個性がでていますね。手作りキットの雰囲気があります。

かわいいキットの箱

キットの内容

キットの内容ですが、設計図はプリンタで直接印刷した1:1の図面です。設計図の隅にVer 1.5という印刷がありましたが、バージョンアップ内容(改定内容)が設計図に書いてあり細かい改造があるようでした。各部品はCNCカットされた部品のみが入っています。右側の写真はエルロン、エレベータ等のホーンとなる部品をCNCでカットされた部材です。後はカッターでカットするのみです。設計図に簡単な図と積み立て手順が英語で書かれていますので、理解できる人はこれを参考してもよいでしょう。私が作成した手順/内容を紹介します。

キットの箱を開けた様子  CNCカットされた部品

まず、製作する前に、どの部品かを確認する必要があります。各部材には部品番号は印刷されていませんが、設計図に部品番号を示す図がありますのでこれをみればわかると思います。でも、これが意外と時間がかかりますが、じっくりと確認にしましょう。小さな部品もあり「これはどれかな〜と」と悩むかもしれません。

胴体組立

設計図と、各パーツを見ながら、ギヤユニットはどうしようか悩みました。グラウプナーのギヤユニットを持っていたのですが、QRPのギヤユニットの方が軽量なのと胴体のF7にギヤを取り付ける為の穴のスペースがあるので、これで問題なく取り付けられると判断しました。また、キットはエルロン・1サーボの1つでリンケージ方式ですが、2つのマイクロサーボを使うという方法もありました。2サーボを使ったほうがリンケージが楽でしょう。あとラダーは可動にするか悩みましたが、結局はキットどうりで、エルロンは1サーボとし、ラダーはなしとしました。(しかし、完成後はラダーを付けとけばよかったと思っています。)

胴体の側板と胴体中央部(サーボベット)を作成します。それから側版と中央部と下面を接着してゆきます。あとは設計図にある部品を付けていきます。ここまではスムーズにいくでしょう。Microbeの特徴の部分の胴体の機首部のハッチは設計図にテンプレートがありますので、それに合わせ少し大き目に切って、徐々に削りながら合わせます。また上と下にツメでハッチをはめる感じですが、最初はきつい感じですが、ハッチを何度か丁寧に曲げてやれば、なじみます。

胴体の組み立て 胴体機首部の組み立て

機首の上側はバルサをかなり曲げながらつけなければなりません。この場合、バルサが均一な硬さでないと奇麗な局面がでません。部分的に硬い部分があるとそこが曲がらずに変なまがり方をします。もし、やりずらければ、別なものにするか、1mmバルサと0.5mmバルサで2回に分けるという方法もあります。

胴体機首上部の組み立て

キットではAeronautか、Graupnerのギヤが付くとの説明があり、それ専用の穴がF7にあいてあります。今回使用するQRP 400BBのギヤユニット用穴が空けられるスペースがありましたので、胴体が完成後に穴をあけました。写真は穴を空けた後にゴムプッシュを付けたところです。

機首ノーズ部分の様子

今回は、フィルムをオラカバを使用する予定でした。ですので、フィルムの張力が強いと思ったので(オラライトでも補強したほうがいいと思います)、胴体に青の矢印の補強をしました。また、エレベータ用のリンケージロッドのガイドは生地完の状態で取り付けしておく必要があります。フィルムを貼ってからはリンケージは苦労しますので注意が必要です。

胴体の補強

主翼組立

主翼はスパー、リブには切り込みが入っていますが、左右別々に設計図の上に載せて正確に組み上げましょう。注意が必要なのはW5(外側)とW5a(内側)のリブは違いますので、間違えないようにして下さい。左右が組みあがったら左右の翼を接着します。エルロン分は組み立てて、サンディング完了後(最後に)に切り取ります。

主翼リブの組み立て 主翼翼端の組み立て

主翼もフィルムによる張力でエルロンの境のリブ、スパーが曲がってしまうので、その部分の補強を1mmバルサで以下のように上下に行いました。この補強をしましたが、それでもフィルムを貼った後は境のリブがほんの少し曲がってしまいました。もっと厚めの1.5厚バルサが良いかもしれません。また、フィルムを貼るときは弱めで丁寧に張っることに注意して下さい。。

主翼エルロン 主翼エルロン下部から

エルロンと主翼は別々にフィルムを貼りましたが、その後、頭を悩ませたのが、リンケージとエルロンのヒンジテープでの取り付けでした。通常、ヒンジテープは下側と上側を付けますが、リンケージロッドを付けながら下側のヒンジテープがどうしてもつけられません。結局、下側のヒンジテープは3cmのテープを2つに分けて強引に下から手押えながらちょっと無理をして付けて、上側は同じ色のフィルムをヒンジテープのように付けました。

エルロン、およびエレベータのリンケージは生地完の時にすべて調整しておくほうがいいでしょう。フイルムを張ってからだとリンケージ等はまずできないからです。調整がある程度できるようにとQRPのリンケージロッドを使用しました。私は胴体と主翼はフィルム張り完了後に接合することとしました。また、主翼のハッチはキットでは、厚紙が入っていましたが、私はバルサで作成しました。

エルロンサーボの取り付け 

生地完成

生地完の状態です。パイロットはヨシオカからでているパイロットです。ちょっと機体より大き目が合う感じです。

生地完成

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