電動ラジコン飛行機

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フライト調整編 Merit メリット 14c

ペラのピッチの変更、アイドル・ダウン設定、及びブレーキの設定

99/06/14

プロペラピッチの変更

80フライトほどしました。ペラのピッチを9から10にしてみました。ピッチ9ではなんか空回りしている感じで、この機体にあった水平飛行のスピードではスロットルを中より上(感覚的ですが、60%)ぐらいでした。ピッチ10に変更したら、よりスピードにのった飛行になりました。スロットルは中(50%)ぐらいで、結局、飛行時間はかわりませんでした。コントロニクのモータには中スローの効率がいいのでピッチ10ぐらいがいいかもしれません。だいぶ夏らしくなり暑くなってきましたが、まだ、コントローラの電流保護機能はONにしています。今のところ、この過電流保護機能によるパワーダウンはありません。飛ばし方も変わっているかもしれなので、今後、様子を見てみます。

変更項目 変更前 変更後
ペラ APC12.5×9 APC12.5×10
回転数と電流 8200(qpr)、43A 7700(rpm),45A
コントローラのブレーキ OFF ON

アイドルダウンの設定

フライト途中において最スロー(モータOFF)にして、スロットルを上げると、センサーレスな為か初期起動時と同様にガリガリという感じになります。多分電流が流れていないので回転位置がわからず、起動時と同様な動きになるのでしょう。あまりもいやな音なのと、フライト中にスロットルを絞るのに神経を使うのもやなので、プロポのアイドルダウンを使って回避しました。使っているプロポはFUTABAのFF8です。アイドルダウン量とスイッチ(私はギヤスイッチ手前でアイドルアップ)を設定し、コントローラの飛行機モードを再設定し直します。コントローラ設定時、スロットハイ設定はフルスロットル+アイドルアップ、スロットルロー設定は最スロー+アイドルダウンといった要領です。スロットル最スロー+アイドルアップで、モータ軽く回る程度にします。私の場合、アイドルアップ時のペラの回転が1800(rpm)でした。あまりにもアイドルアップ時の回転が低すぎると、モータの回転が不安定なり、ぎくしゃくした感じになります。モータをまわす時(起動時)にスロットルをゆっくり上げるよりも、スイッチを使って、一気のONにする方が、起動の回り方がス ムーズな感じがします。スロットルをゆっくり上げるとガリガリという感じになりますが、スイッチであれば、ほとんどこのガリガリが感じません。もちろん、起動失敗も一度もありません。

テイクオフの手順

ランディングの手順

ブレーキモードの設定

コントニクのこのコントローラは飛行機モードにするとプリ設定によりブレーキはOFFになります。ブレーキがOFFの場合、着陸時はモータをOFF(最スロー)にしても、ペラは回っています。ちょっとハードランディングするとペラをこすります。ペラをこするとペラのバランスがくるってきたりといろりろ大変です。できれば、ペラを止めて着陸した方がいいと思い、CPS機能を使ってブレーキモードをONにしてみました。コントローラの飛行機モード設定時はモータOFF位置のみ設定なので、モータOFF位置、及びブレーキOFF位置の設定はどうなるのか心配しましたが、どうもモータOFF位置がブレーキON位置になった感じです。ブレーキ設定後、再度、コントローラの飛行機モードの設定し直しはしませんでしたが、問題はなさそうです。これで、ペラをこすることはほとんどなくなりました。

だいぶ調整も済んできた感じです。(と本人は思っていても諸先輩方達にはまだまだと思われるかもしれません)後は腕の向上あるのみですが・・・・、何かと「調整中で〜す」といい訳しているかも・・・

初フライトから30フライトしてみて

99/05/04

今回はコントロニクから発売されたセンサーブラシレス、センサーレスをモータ(KBM42−20)、アンプは3SL40−6−18を使用しました。このモータ/アンプは軽量で、効率がよさそうです。まだ実績がないのでどんなものか報告していこうと思います。このモータについての詳細な内容は新潟の坂本さんのページに紹介されていますので、そちらを見てください。このモータ/コントローラ(ドライブ300というセット)は8から12セルで仕様となっているようですが、今回は14セルとして使用するため、かなり限界ぎりぎりな使用となる感じです。

アンプの仕様

セル数 6から18セル
連続最大許容電流
(15秒以内)
40A(70A)
重量(g)
ケーブル無/有
22/50
サイズ(mm) 60x31x7

このアンプにはあらかじめオート、グライダー、飛行機、ヘリ、競技用(F5B等)、車モードとあり、使用するモードを選択することによりそれに適した機能がプリセットされます。今回は飛行機モードに設定して使用しました。飛行機モードにするとブレーキは不使用、電圧降下カットオフは使用不可、異常温度情報保護機能と過電流保護機能が働くようになります。飛行機モードでは部分負荷(中スロー)の効率が最適化され、その為のAFW回路機能をがあるとのことが説明書に書いてありました。AFW回路機能なるものの意味がよくわかりませんが、なんだか効率がよさそうな感じです。ですが、スロットル位置に忠実に合わせようとするので、スロットルを急激に下げるとブレーキが効いた感じになり、ちょっと気になります。

はじめは、購入して、飛行機モードにした状態で飛ばしていました。まだ3月なので気温も低かったのか、パワーダウンはありませんでしたが、4月になって気候が暖かくなると1フライト中に3回ものパワーダウンがありました。多分、異常温度保護機能が効いたせいでしょう。こいう場合はすぐにスロットルを最スロー位置にして(リセット)してパワーを戻せばいいのですが、最初はびっくりです。地上での電流地が43Aなので、上空では40程度と思っていましたが、どうも最大値のギリギリなので、時々、異常温度情報保護機能が働くのでしょう。コンピュータ(Windows95)を使ってこの異常温度保護機能をOFFにしたら、暑い日でもパワーダウンはなくなりました。フライト直後にモータを触わるとある程度は暖かい感じですが、熱いというものではないので大丈夫のように思います。その後、10フライト中1回だけパワーダウンがありました。たぶん、過電流保護機能機能が働いたのだと思いますが、フルパワーの時間を多く使っていた場合に発生する感じで、例えば四角宙返りを連続して3回行うなどした場合は起こるような感じです。今のところ通常のスポーツマン級などの パターンを行っている分にはまったくといって問題はありません。多分、この異常温度保護機能と過電流保護機能機能はOFFにしても問題はないと思いますが、なにかあった時にはモータ/アンプを壊すはめになるので、使う時は要注意ですね。

センサーレスモータなため、回り始めはガリガリといいながら、回り始めますが、回ってしまえば後はスムーズな感じです。しかし、飛行機を垂直降下させている時に最スロー(モータOFF)位置にして機体を水平にしてからスロットルを上げると、一瞬ガリガリといった感じになります。(モータの回り始めの感じのようでもあります)モータを一旦OFFにするとモータが回っていても、いなくとも起動時と同じように逆にモータを回そうとするためでしょうか? 今後様子をみます。

次は、CPS(Kontronicコントロニク・スピコン設定プログラム)