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製作編 | T-33Aシューティング・スター(京商)

99/01/24

今回製作にあたってどうせ作るなら、少しは手を加えようと思い、手を加えて製作してみました。その内容を紹介します。間違っているものがあれば、ご指摘ください。また、「こういう方法もあるよ」という意見のあるかたはお聞かせください。製作に関しては丁寧な説明があるので、ほとんどこの内容で問題なく、組み立ては可能だと思います。

軽量化

何と言っても軽いにこしたことはないので、いくつか軽量化しました。

主翼翼端のタンクの軽量化

説明書ではこれは飛ばす時には外すように書いてありましたが、やっぱりつけてカッコよく飛ばしたいですよね。で、軽量化して飛ばそうと思い、中をくりぬきました。くりぬく前で1つで18gもあります。2つそのままつけると38gにもなります。38gの増はかなり無理があると思います。中味をくりぬくと半分の重量(9g)になります。方法はタンクをカッターで半分に切断して、電熱線でくりぬいてゆきます。厚みを5mm程度を目安にしました。

翼端チップタンクの軽量化

バッテリの軽量化

7セル2000mAだと420gあります。以前購入した8セル1250mAのバッテリがあったので、これを7セルに改造して、使用することにしました。この7セル1250mAで320gとなりました。100gの減量です。これは軽量化に貢献しました。(結局、このバッテリで約3分の飛行時間でした)

その他(ボルト等)

主翼を止めるボルトが3mmで、また、そのナットが金属製なので、この部分をナイロンボルトと、プラスチックナットにしました。また、キットに付属していたエレベータのロッドもかなり重たいので、0.8mmのチューブ付きのロッドに変更しました。

塗装

軽量化といいながら、塗装しました。矛盾してますが、お許しを。本当に軽量化して飛びを重視するなら、塗装せずにそのままついてきたデカールを切ってペタペタを貼ってゆくのがいいと思いますが、私の性格なのか、どうも胴体の発泡のみでは満足せず、塗装しました。胴体の塗装はサーフェーサを1度塗ってその後、400番の耐水ペーパで磨いて、再度サーフェーサを塗って(ハケで)白のプラカラーで塗りました。ところが、グレー色のサーフェーサを塗ったため、白のプラカラー(400円スプレー式)を塗ったてもなかなな奇麗に白色にならず、結局、2回の塗装でも、グレーっぽい白色となってしまいました。なんの為に軽量化してきたのか、ショックを受けました。あ〜またもや失敗。このままでいくか、再度塗り直すか考えましたが、結局、再度白色のサーフェーサを吹き付けてから、再度、白色のプラカラーを2回塗り直しました。これで、どのくらい重たくなったからを計る気もおきず、わからずじまいです。(本当は計りたくなかったのが本音かもしれませんが...)

デカール

軽量化するにはデカールを貼らずに、塗装をしたほうがいいかなを思いましたが、手間を考えて今回はデカールを貼りました。できるだけ軽量化を意識して、尾翼の★マークなどは個々切り取り貼りました。結構、このデカールは奇麗に張れましたが、機首部分の曲線はやっぱり奇麗には無理で、何個所かはさみを入れて張りました。

モータの慣らし

モータはキットに付属していたモータを使用しました。とくにこのモータに関して手を加えていません。ブラシはコミュテーに合わせて削られている感じです。念の為、4Vで90分、6Vで30分無負荷で慣らしをしました。最初はなかり、火花が出ていたので、このまま、慣らしをせずに負荷をかけるよりはやっぱり慣らしをした方がいいと思いました。(別に慣らしをしなくと問題なく飛ぶとは思いますが...)

ダクトファンのバランス

以外とダクトファンのバランスはおろそかにされますが、重要です。そのままモータとダクトユニットを組み立てみて、回してみましたが、やっぱりうるさいです。やっぱりバランスをとる必要があります。バランスをとる方法がいろいろあるようですが、今回はスピンナーの裏側に以下の図の様にテープを張っておき、モータを回して、このスピンナーの位置を変えながら、静かになる位置を探します。根気のいる作業ですが、パワーにも影響するし、飛んでいる時の音がよりジェット音に近づきます。

ダクトファンのバランス取り図

空気取り入れ口の改善

キットのままだと以下のように空気とり入れ口の内側が鋭角になっているので、その部分(全体)を丸みをつけてなめらかに空気が流れるようにしました。以外とこれをするとしないとでは推力が変わってきますので、できれば、この加工をやった方がいいと思います。よく分からないのですが、この丸みの形を丸にするか、楕円にするかでも飛んでいる時の推力の差は発生するかもしれません。

空気取り入れ口のエッジの部分をスムーズに空気を流す

静止推力の測定

胴体実装時の静止推力を測定しました。測定方法は機体をつるしてそのつるしたひもの角度と全備重量から計算するもので、全備重量が1046gとなり、胴体実装時の静止推力は387gでした。全備重量(1046g)から考えると推力は少ない感じがします。でも飛びは非力を感じさせませんでした。

次は、ショックコードを使った手投げ