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TRIFFIK - あらまきさん

00/03/23

福岡県のあらまきさんが作成したTRIFFIKです。機体についてとフライトインプレッションを書いていただきました。ありがとうございます。その内容を紹介します。

TRIFFIK,シャーレ,スポーツ機

データ

機体名 TRIFFIK
全長 600mm
全幅 700mm
翼面積 10.6dm2
全備重量 520g
バッテリ 7セル500AR
モータ ヒロボー6V
ペラ 6×3 CAM SPEEDPROPオリペラ
ギヤ比 ダイレクト
アンプ slim18be
受信機 JR−R500
サーボ Futaba S3103×2(エルロン、エレベーター)

機体について

クラフトるうむさんより購入。シャーレというものに興味があったのと400クラスのビュンビュン飛ぶスポーツ機がほしくて。ひとつくらいは速い飛行機もあっていいですよね。

シャーレ翼というのはすごいです。翼形を再現するには最適な方法でしょう。尾翼までシャーレとは。ヒンジラインも抵抗がないようになっているのではじめての私には驚きでした。こんな効率のよさそうな翼はバルサ組みしかしたことのない私には初めてです。ただし重いです。主翼145gはいいとしても尾翼は32gあります。(胴体は62gです。当然一体の垂直尾翼、ノーズコーンも含めて)しかし眺めているだけで値段分はあると思ってしまいました。 作るところはほとんどありません。胴体はモーターの取り付け用の穴、冷却気の取り入れ口と出口、尾翼の取り付けねじの埋め込み、主翼の取り付け穴と固定ビスの受けを着けるだけです。主翼のエルロンホーンの取り付けには悩んでしまいました。固定しようと思ったらエポキシがエルロンホーンのパイプ内に入り込みおお慌てで取り外してまたやり直しということもありました。久々にあせりました。あー取れて良かった。

気になるところとしては、シャーレ翼はみなそうなのでしょうが、ヒンジラインが硬くてそのせいでサーボに負担がかかっているらしいのです。ヒンジラインにカッターで筋を付けようとも思いましたが、とりあえず飛ばしてみましょう。 SUPER WHATT METERをバッテリーとアンプの間に付けて動翼二つをフルトラベル動かしてみましたが、0,3アンペアくらいしか表示されません。正確ではないかもしれませんがそれくらいならいいだろうと思うこととしました。 アンプはslim18beをモーターに直付けです。初めて直付けにしてみましたがいろいろと楽でいいですね。18beには受信機へのリード線がついていましたが硬くて感触が嫌いでしたのでJR純正のものと交換しました。狭い胴体内でのとりまわしが楽です。

受信機は今回はじめて使うJRのR500です。この受信機どうもノイズに弱い気がします。バッテリーとサーボと受信機をゴチャッ、とテーブルに載せてつなぐとサーボがジッジッジ…といって痙攣してしまいます。ピコ2000に繋ぎかえるとそんなことはありません。もちろんサーボ、アンプ、受信機をきれいに並べれば落ち着くのですが、ほかの受信機はどんな状態でもそんなことはありません。うちのクラブ員も同じことを報告していますので私の受信機に限ったことではないようです。機体に搭載した状態ではモーターを回してもそのような状況となりませんので距離テストの後このまま使ってみようと思います。(ポルコさんのホームページでも話題になっていましたね。) モーターですが、クラフトるうむさんでは6Vとのことでしたが図面では7,2Vとなっています。大きさの割には重い機体ですのでパワーのある6Vでいくこととします。

フライト・インプレッション

クラブの合宿にて初フライトを行いました。この機体に対しては自信がなくどこにいっちゃってもなくさないよう目が多いこのときを待っていたのです。しかし誰も手投げしてくれません。初飛行に失敗したときにせめられるのがいやなようです。要するに成功すると思われていない?もちろん飛行機に対する反応ではありません。僕に対する疑いの眼なのです。確かにこんなカットビタイプは誰も飛ばしたこともなくまた見たこともないのですから。(なんと平和なクラブでしょう)

仕方なく自分で投げました。スーと投げたままの角度で上昇、少し傾いたと思い修正舵を当てたところクルッとロールして地面に激突してしまいました。かろうじてウイングレベルで地面についたせいかノーズコーンが取れただけで機体自体には損傷がありません。バッテリー固定用のバルサとエレベーターサーボベットが取れただけでした。瞬間ですぐ修理完了です。シャーレは丈夫です。墜落原因はそのフライトパスよりこの手の機体に良くある翼端失速ではなくただのぼくの操縦ミスとかたずけられてしまいました。でも、それが正解のようです。

すぐに再チャレンジです。また自分で手投げ(寂しい…)した機体は先ほどの墜落がうそのようにスーとそのまま上がっていきます。少しダウントリムが必要なようですがスティックで押さえながら場周飛行させて見ました。素直にバンクに入るし水平飛行で風にあおられることもなくヒューンという風切音を僕たちに聞かせてくれています。見ているクラブ員から「ハエー」とのお言葉ですがコントロールしやすいからでしょうか、操縦していて追いつかないほどではありません。ダイレクトドライブはメカニカルノイズがホント少ないです。宙返りは くるりと回ってくれますが少しでも大きすぎると頂点でスピードがなくなり姿勢が乱れます。ロールはそのスピードのおかげでくるくる回ってくれます。中速にするとスティックニュートラルで水平飛行可能。フルパワーではやはり上がっていきます。心配していた着陸ですが、確かに速度を殺すのが怖くてやりにくいとも言えますが、ファイナルターンでぐっとスピードを殺すことが出来ますしねらいどうりもってくることが出来るので伸びた草に下ろしていれば機体を壊すことなく楽しめます。(パワーを下げればすぐ速度が落ちるわけではありませんが旋回でGをかければすぐ速度は下がります。)

アップ側にトリムがずれている件ですが、モーターには最初から少しダウンスラストがつくようになっていますし、重心位置は設計図どうりですのでこの重心位置を信じるとすれば水平尾翼のアライメントが狂っていることになります(ほんの少しでしょうが)。以後、低速での操縦性を見極めた上で水平尾翼の取り付け角をいじってみようと思います。そのほうがトリムのみで直すより素直な飛行特性になるでしょう。

思った以上の飛ばしやすさとカッコ良さで好きになってしまいましたが、あと50g軽ければなーと思うのは贅沢でしょうか? 

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