99年春電動機の集い(4/10 練習日) 電動ダクト機特集
99年春の電動機の集い当日(4/11)は雨で残念ながら、中止となりましたが、前日の練習日の参加者の中の電動ダクト機について紹介します。昔は電動ダクトはやっと飛んでいる感じでしたが、飛びもまだジェット機らしいとはいえませんが、余裕の飛びとなってきた感じです。近い将来、ジェット機らしい飛びをする機体が現れるのを楽しみにしています。
愛知県の垣内さんのダクト機です。
(ポルコさん撮影)
左下がBeaホークで、右上がラファエル(ツインダクト機)です。ラファエルはテイクオフ後1つのモータが止まってしまったのか、途中で緊急着陸しました。Beaホークは新しく発売されたコントロニクのモータ(センサレス/ブラシレス)に入れ替えて当日初飛行しました。同じ電流でパワーはアップしていました。飛びは早かったです。無事に飛行して、着陸後、垣内さんの「やった!」のおお喜びでした。その気持ち分かります。
●ラファエル
全備重量 | 1700g |
全長 | 960mm |
翼幅 | 820mm |
モータ | SPEED480 RACE BB x 2 |
コントローラ | シュルツェSlim50be |
ニッカド | 10cellRC2000 |
DFユニット | WeMoTec MiniFan480 |
キット | Ejets.comの試作品 |
苦労した点など | 垣内さんより「グラス胴体と発泡のバルサプランクの翼とレーザーカットされた尾翼のみで製作用の図面など付いておらず、不明な点はE-Mailで問い合わせて作りました(帰ってくる答えはインチなので大変!)安定性は抜群なのでフライトでの失敗は少ないです。」 |
●Beaホーク
全備重量 | 1070g |
全長 | 965mm |
翼幅 | 850mm |
モータ | コントロニク BL−480−33 |
コントローラ | コントロニク 3SL−40−6−18 |
ニッカド | 10cell 800AR |
DFユニット | WeMoTec MiniFan480 |
キット | ドイツのグロックナー |
苦労した点など | 垣内さんより「翼端エルロンや胴体内でのリンケージはちょっと面倒ですが、各部品の精度はいいほうなので作り易いと思います。」 |
愛知県から参加の林さんと渡邊さんです。
(ポルコさん撮影)
ドイツのロベのキットを改造してより軽量化してあります。渡邊さん機体(奥上側)はエルロンを固定して水平尾翼をバルサで作成しなおし、エレボン仕様としてあります。手前の林さんの機体は標準仕様のエルロンとエレベータ仕様となっていました。飛びは軽量化されているので快適な飛びで、ダイブすることなく、宙返りができます。
渡邊さんの機体のデータ
全備重量 | 650g |
モータ | QRP HYPER40035TN |
サーボ | UNION9gマイクロサーボ×2 |
ニッカド | 10セル500mA |
コントローラ | シュルツェ24be |
魔法コップ
これは林さん達がコンビニで買ってきたただのコップです。なんでこんな所でコップを紹介するのかと思われるかもしれません。これで、当日ビールを飲んだという報告ではありません。このただのコップが...
何やら、林さんと渡邊さんがこのコップを切ってダクトの排出口に取り付けて試してみようとしていました。私と垣内さんも早速と混じって急遽、推力向上委員会の発足です。みんなで、「確かに、これをつければ推力は上がるはずだ」、「そのままコップの上と下を切って取り付けてみよう」、「いやそれは絞りすぎでは?」、「まず最初は、真ん中ぐらいで切って試めしたら」、あ〜だ、こ〜だの大の大人が真剣な顔してディスカッションしてました。
結局、真ん中ぐらいで切って、テープで固定することとしました。私は内心、確かに垣内さんからのアドバイスで絞れば推力が上がるとのことを聞いていたが、どれだけ推力向上に効果あるのだろうか?半信半疑。それが、その後のフライトでびっくりさせられるとは...
手投げ後、そのまま上昇し、その後、どんどんとスピードに乗ってくるでありませんか?、みんなで、「前と違って、速いぞ〜!」、「うん!、確かに速い!」の声、あのコップがこんなに効力があるのかとまざまざ見せ付けられました。高価なブラシレスでパワーが上げなくとも、軽量化して、安いモータでもうまく調整すれば、十分な飛びができることもできるのだと考えさせられました。早速と土産にこの魔法のコップを林さんからもらいました。確かに私のBD−5は高価なブラシレスを搭載していますが、別に400クラスの普通のモータでも同じ飛びはするだろうと思っていましたのでなんかショックですね。なんかこれをきっかけに電動ダクトの未来も明るい感じが見えきました。
(ポルコさん撮影)
林さんの電動ダクト機のフリーフライト機をRC化したものです。とてもかわいいです。
林さん(奥)と私(手前)のT−33Aシューティング・スターです。よく飛んでいました。
私のダクト機を紹介します。
(ポルコさん撮影)
T−33Aシューティングスターのフライトです。この時は京商から発売されるアンプ(スカイビクトリー)に変えてテストしました。以前使用していたアンプ(シュルツェslim50be)とは飛びは変わりませんでした。
(ポルコさん撮影)
BD−5のフライトです。まだまだ調整が必要です。私も魔法のコップをつけてみます。
垣内さんと記念写真