電動ラジコン飛行機

2000年夏電動機の集い(その2)

新兵器登場

バッテリ内部抵抗測定装置、ニッケル水素バッテリ

今回は今までにない新兵器が登場しました。クロスウインドの服部さんが設計/製作したバッテリ内部抵抗測定装置です。写真は佐々木さんのテーブルの所で、矢印の2つの箱(対応セル数が違う)が装置で、熊谷さんと坂本さんが測定しているところです。佐々木さんもいろいろと計測していました。内部抵抗は満充電と、使い終わった時とでは異なり、満充電時の内部抵抗はRC2000が36mオーム前後、今度新しくでたSANYOのRC3000H(ニッケル水素)が39mオーム前後、パナの3000のニッケル水素が59mオーム前後でした。この数値、及び当日のフライトインプレの感じからするとSANYOのRC3000Hが期待できそうです。あとは取り扱い方、耐久性が課題でしょうか。

ニッケル水素バッテリに関しては以下のページでインプレ等が紹介されています。

温度測定器

それともう1つの兵器は無接触式の温度測定器です。これでフライト後のバッテリ、モータ等の温度を正確に計測することができます。当日の猛暑の中、フライト後のバッテリの温度が50〜60度でした。60度近くなると手では触っていられない状態です。坂本さんがこの兵器でいろいろと温度を測っていました。手の肌を測定すると34度前後、ふむふむ・・・、じゃぁ、空の雲に向けたら雲の温度が計れるのか?、あの雲の高さから想像するとマイナスだよな〜、とやってみると・・・なな!なんと計測数値が−12度、これはすごいとびっくりしたしだいでしたが、本当に雲の計測をしているかは不明です。

次世代電動機仕様

坂本さんのフラミンゴ(14c)です。エンジン機(20仕様)を電動に改造したものです。次の時代の電動機を思わせる仕様です。当日が初飛行で、角倉さんのパイロットにより無事に初飛行が成功しました。途中、坂本さんに代わりましたが、心臓バクバクのようでした。パワーは十分すぎるほどで、通常の水平飛行ではスロットルは1/3で十分、フライト時間が10分以上、最後まで、垂直上昇可能状態でした。もう、パワー、時間的にはエンジン機と電動機とはほとんど差がない時代の到来です。

フラミンゴ14c仕様(次世代電動機仕様!?)

モーター LMT1920/14D ←今注目のレーナーのモータ
スピコン フューチャー45ko ←シュルツェのブラシレス、センサーレス・スピコン
バッテリ

RC-3000H×14セル ←SANYOから新しく出たニッケル水素3000mAh

ペラ APC13x10E ←APCから出た電動用ペラ
坂本さん ←上記のノウハウがめいいっぱい詰まっている頭脳

前日の朝まで、生地完されてなかったようで、今回の集いに間に合わせるべく、がんばったのですが、どうしてもキャノピ、スピンナーが間に合わなかったようです。

APC電動用ペラ

新しく出たAPCの電動ペラの情報交換がされました。540クラスですとAPC11×7E(電動仕様)がありますが、角倉さん、私のフライトした感じでは、中からハイまでの引きはそう変わりませんが、機速がない時からの引き(ねばり)がとてもいいです。角倉さんがピッチゲージで正確に計ったらどうもピッチが7ではなさそうで、6.5とか6.6のようです。ですので、正確に7となっていれば、もう少し引きがある飛びになるか、違ったインプレとなるかもしれません。14セル仕様の場合だとAPC13x10E(電動仕様)などがありますが、どのようなセッティングがベストかはこれからでしょう。このペラに関する詳しい情報は坂本さんのページにあります。

その3

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