初フライト 99/03/22


99/03/21クロスウインドにて初フライトに挑戦しました。当日は今にも雨が降りそな、曇りでした。風はなく、コンディションとしてはまぁまぁな感じでした。飛びました。写真はフライト後の写真です。なんかニコニコしている感じですね。

とにかく自作、どんな飛びをするかも分からないので、初フライトはいつも緊張します。F−16のような一瞬で「おわり」もありますので、あまりの緊張で、フライト後は少し胃が痛くなったぐらいです。


●1回目トライ
T−33で味をしめているショックコードでテイクオフとしました。今回のBD−5は480gと軽量なので、T−33全備が1kgでショックコードのテンションが2kgでうまくいったので、じゃ、今回は480gの倍の1kgのショックコードのテンションでやることとしました。ショックコードを胴体のフックにかけて、下に引っ張られるのではないかと思いエレベータ・トリムを少しアップにして、スロットルをハイ、そのまま手からそっと放しました。すると、急に上昇し真上に向いて、一気にくるり真っさかさまに地面にドスン!。1秒程度の一瞬の出来事でした。たまたま、滑走路の端からのテイクオフで、滑走路の端の枯れ草に落ちたので、草がクッション役となり大破せず、小さな傷のみで済みました。この時の気分は最低ですね。「あ〜ぁ!、またか!、これは飛ばないかな!?」と心でつぶやきながら、「壊れていないのでとにかくトライしよう」と開き直りました。
●2回目トライ
理由は分かりませんが、なんかショックコードのテンションが強い感じがしたので、今度は500g(最初の半分)にしてみました。手を放すとまた、上に機首を向けましたが、前回よりはひどくなく、その後、右へ傾き、ショックコードが離れ機体を修正すると上がってゆきました。「おっと、飛んだぞ〜」思いながら後は必死です。パワーは十分な感じで、機首を上げる癖があり、スロットルを半分くらいに絞ってやっと水平飛行がまともにできました。テールモーメントが短いのかエレベータが敏感です。パイロン機のようににクルっと旋回する感じです。エレベータを少しダウンすると急激に頭を下げる感じなので、とにかく注意しながら、周回飛行しました。スロットルと半分ぐらいで、おとなしく飛ばしている分には周回飛行はとても安定していました。着陸するため、スロットをより絞ると少し頭上げになりふらふらしながら、滑走路の端に無事に着陸することができました。「やった〜!、飛んだぞ〜」と嬉しさをいっぱい味わいました。最低の気分から緊張と最高の気分へともう大変でした。これでは胃が痛くなるのも仕方ないかもしれませんね。
●3回目トライ
3回目は、前に重りを積んで重心位置を少し前にしてトライしました。ショックコードのテンションは前回と同じ500gで、パワーをフルハイではなく、90%程度にしました。手を放すと、前回とは違って、真っ直ぐ水平に飛んでいった感じでした。飛びは前回と同じ感じのようですが、パワーを上げるとやっぱり機首を上げます。パワーを絞ってローパスをしようとパワーを絞っても機首を上げる癖があり、ローパスできず、そのまま大事をとって、着陸させました。

初フライトが終わってみて、いろいろ考えました。翼型は半対称翼で、翼型は自分で考えたものです。翼型が悪いかもしれませんね。ねじり下げを翼端で1.5度つけています。主翼の取り付け角度を+1度にしてあります。重心位置がまずいのか、ダクトの出力角度がまずいのか、とにかく、この形で、プッシャ形式なので、いろいろと癖がでそうな感じがします。自分の製作技術のまだ途上なので、とにかく、スピードより、安定して飛ぶよう調整しようと思います。最後に今回のBD−5の作成において、資料、情報、アドバイス頂いた皆様に感謝します。ありがとうございました。


BD-5Jに戻る