じゃまの空撮デジカメ改造
2001/11/15
私にはじゃま(ニックネーム)という友人がいます。そうです、この頃、私のページで「ラジコン飛行機フライト写真 by じゃま」で紹介している彼です。
ある日
- 彼が「今度これ買ったんだ〜、すごいだろう、こんなに小さくなって!」と買ったデジカメを見せてくれました。
- 私が「これで何するの?」
- 彼 は「・・・・・」、「みんなから冗談でこれで盗撮するんだろう〜とよく言われる・・・」、「私はよい子なのでそんなことはしない」
このカメラで普通に撮った風景写真です。 (画像クリックすると拡大表示されます)
この製品はChe-ze(チーズ)シリーズのspyz(スパイシー)で、こんな紹介記事があります。このデジカメは名刺サイズで幅60mmx高さ38.6mmx奥行15mmの小型です。解像度は35万画素、26枚撮ることができます。重さが約36g(電池なし)。電池は単四電池1本で動きます。撮った画像は付属のソフトでUSB経由でPCに転送することができます。
その後彼が、私のHPからネットサーフィンしていたら、飯島さんのページに同じChe-zeシリーズのデジカメの空撮記事を見て、このデジカメを使って空撮ができるように改造しました。彼に代わって私がこのデジカメ改造内容を紹介します。彼がハードの製作、ソフトの改造、デバックをしています。
この改造にあたって下記のページの製作記事、及び西口さんからの受信機出力パルス波形図を参考にさせてもらいました。
- 飯島さんの電動ダクトファンの実験ページのチーズ・スティック改造
PICの12C509を使っています。PIC電源はデジカメ側を使っています。制御用PICはデジカメのファインダー部分にうまく収まっている。
5ch(ギヤスイッチ)を使ってシャッターをきる方法ですが、モードスイッチがあります。これはシャッターをきった時の連続撮影枚数の設定が可能で
- モード0:カメラ電源ON後、受信機側からの制御に関係なく15秒おきに連続写真を撮る。
- モード1:1枚
- モード2:連続2枚(約0.5秒間隔)
- モード3:連続3枚(約0.5秒間隔)
となっています。プロポの5chのスイッチをONにしてから実際にシャッターがきれるまでチャタリング等で約1秒後にきれるようになっています。ですので、5chをONにしてから「チーズ(Che-ze)」と言ってシャッター・タイミングとるようにするとよいようです。(「1足す1は〜」はいい写真がとれないかも)、PICへの電源供給はデジカメを電池にセットした時から始まっています。
左からモードスイッチ、PICプログラム・スタート・スイッチ、受信機へのサーボ用コネクタ
小型化されているため、密集している基盤の中にあるシャッター部にハンダするすることは通常では難しいです。かなり苦労したそうです。通常のハンダゴテでのハンダ付けは無理と言っていました。業務用の特別な方法でやったと言っていました。
搭載する機体はスカイジャンパー用に使ったクライムを使いました。デジカメを四角い台に両面テープつける方法にしました。デジカメは主翼が写らないように少し下に向けています。
シャッターを切るときは振動でぶれないようにモータをOFFにしている時(グライドしている時)にしています。モータONしている時に撮るとぶれてしまいます。
さて、実際に撮った空撮画像は2001年秋 電動機の集いin尾島で撮った
や、他の場所で撮った
- 2001年11月18日(日)曇り時々晴れ時の高高度での空撮画像(01/11/19)
をご覧ください
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